投稿日時 2019-03-20 06:46:53 投稿者 へぼ絵や このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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「“金色の鬣”か……。 この地に渡り隠遁してるとは聞いていたがな」 尊大な態度を隠しもせず、髭を撫でながら答えるのはニコラウス・コンティーニ。 主張の強そうな鷲鼻にやぶにらみの目つき。御世辞にも取っつきやすいとは言えない見た目だが、このマクラオン遺跡駐屯基地では対魔人ディモニウム部隊を率いる長なのだという。 マクラオン遺跡駐屯基地の中庭にある天幕の一つで、ニコラウスはドワーフ合金製の胸当てを使った鎧を身に付けている。 そしてこれまたドワーフ合金製と思える剣を体の正面で杖のようにつきつつ折り畳みの椅子へと腰掛け、両脇はこれまた顔つきの悪い屈強な兵士達に挟まれていた。 そのニコラウスと、地図の置かれたテーブルを挟みやや距離を置いて相対している俺達。 その俺達の両サイドにもずらり兵士達。 クランドロールに行ったときですらこれほどの悪相にゃ囲まれちゃいねえ。なんだか今にも食いちぎられそうだ。 |
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