投稿日時 2019-03-19 07:23:32 投稿者 へぼ絵や このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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再び意識を取り戻したときに見えたのは、まずは抜けるような青空だ。 それから埃っぽい乾いた匂いに、揺れる赤茶けた尻尾。 そう、尻尾だ。短い毛の生えた、見るからに猫の尻尾。いや、猫獣人バルーティの尻尾だ。 俺はガタガタ揺れる荷台の上で上体を起こす。荷台。そう、荷台だ。 車輪がついてて、牛だの馬だの、場合によっては人間なんかが荷物を載せて運ぶもの。つまりはそれに載せられ、運ばれていた。仰向けに寝かされてな。 「フンフン、目が覚めたのか?」 |
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